近現代史と向き合う・・カテゴリ:ノンジャンル/2006年09月07日 Posted by yuiplan & yuikobo
8月25日のブログに書かせていただいた、飯田 進氏(元BC級戦犯のお一人)にお会するため、横浜磯子のご自宅に訪問した。
どのような顔で、どのようにお会いしたらいいか、玄関のチャイムを鳴らす寸前まで考えていた。普段、挨拶を交わすための握手も、今回は、会話の後に任せようと決めた。飯田氏の新聞記事も著書も読み、私はすでに信頼していた。しかし、飯田氏の立場に少しだけ近づいてみた時、軽々しく握手を交わすのは、とても失礼ではないかと考えたからだ。
玄関を開けるとにっこり迎えてくれ、持参した常備酒の芋焼酎を、「大好物です。こんな重いものを・・」と、低姿勢なご挨拶をいただいた。
その日は、兵庫県から来られた訪問者の方と一緒に面談開始。飯田氏の声色、全身から発するオーラから、「何か」を感じた。・・・私は、すでに質問の必要性を感じなかったため、一言一言の思いを想像しながら、聞いていることに専念した・・・そうせざるをえなかった。「生と死」「国と己」「喪った仲間」「倫理」・・・。
18:30頃から、配慮いただいた鰻屋さんに移動。芋焼酎のロックで乾杯し、遠く、そして近いであろう記憶を、ずっとずっと、伺った。
帰り側、どちらともなく自然に握手を交わしお別れした。「近い内に、またここで飲みましょう」

歴史を直視し、且つ、超越した一日であった。そしてここから、飯田進氏との歴史が始まる。そう、思うのである。


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