暑さ対策カテゴリ:現場から/2016年04月05日 Posted by yuikobo
春と言えどもまだ寒いですが、お客様のご依頼で簾を夏前に付けたいとの事でおしゃれなものを探しております。日本の夏を乗り切る方法、断熱工法、朝の水打ち....色々あります。考えてみると、日除けの長い庇が大雨でも建物を濡らさないように出来ている日本家屋は、「非常によく考えられているなぁ。」と、感じます。
東京は土地が狭いですから、現在は総二階や総三階の戸建が多いです。しかし、建物に直射日光と雨がかかってしまい、雨漏りや外壁劣化のリスクが高まります。しかも、メンテナンスは足場を掛けなければならない為なかなか不便です。
1階の屋根まで小さな梯子で上がれて、その上にちょこんと2階が乗っかっていれば、2階の壁の修理も簡単でしたね。実家の家には長く住んでいましたが足場を掛けたことはありませんでした。
たいがい窓の上には、小さな庇がついていたり、水回りには窓があり、トイレは足元に窓があったり(何故でしょう)、家の中心に階段があり、風が二階にぬけるような家が多かったと思います。それで、ちょっとだけ庭と柿の木やびわの木があったりしました。そもそも敷地いっぱいに建てる必要がなかったはずですから、もらい火も日照問題もなかったのでしょう。屋根に上がって、カラスに採られてしまう前に果物をもいだものです。(まれに屋根から落ちた子もいましたが)
夏になると母親が簾をつけていたのを思い出します。直射日光が入ってこなくて涼しかった記憶があります。雨ざらしになるものですから、簾やよしずは消耗品で安価なものでしたが、今は色々あることに驚きます。特に日本製が高価なようです。。。。


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