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ブランスリー電脳ちょっとだけ版
ブリオッシュ生地で大福にもお洒落をさせる - K.K ヨーロッパン キムラヤ [2011年7月号 お店は意見]

「大福あんぱん」(189円)。2代目が大福好きの友人を驚かそうと、大福をパンの中に入れた

取材日の土曜日は、老若男女を問わない客層で賑わっていた。ほとんどの客が車で来店するという
 福井県鯖江市のベーカリー「K.K ヨーロッパン キムラヤ」は、東京・銀座の木村屋で修行した初代が1927年に創業した。現在は古谷香住氏が3代目社長を務める。
 今から35年前に誕生した「大福あんぱん」は、2004年のテレビ放映が火付け役となり、インターネット上の食のショッピングサイト「うまいもんドットコム」で1日1600個を売り上げたという話題の商品。
 あんぱんだと思って食べると、もちもちとした求肥の食感に驚く。大福あんぱんが誕生したのは2代目欽一氏のときで、今から約35年前。欽一氏が、パリに住む日本人の友人を驚かそうと、パン生地の中に大福を入れて持っていったことがはじまりだ。このユニークな発想を持つ欽一氏は、パン職人として以外にも、多彩な顔を見せていたという。落語家の林家三平氏のものまねでテレビ出演をしたり、映画「座頭市」に友情出演するなど、「町の有名人だった」(香住さん)そうだ。
 3代目の香住さんは、そんな2代目のことを「人を驚かせるのが好きで、芸術肌。好奇心も旺盛で、海外にしょっちゅう行っていました」と話す。
 海外に行くときには自身のファッションにこだわっていたという。正装の意味で、必ずタキシード姿だったそうだ。
 「タキシードを着た自分と同じように、大福にもおしゃれをさせたい」
 この思いが、大福あんぱんのレシピを決める発想のもととなった。
 「『和』の大福を、『洋』のパンの生地で包もう。それも、いつもよりおしゃれに、パン生地は、ブリオッシュ生地にしよう」
 現在も大福あんぱんは1日400個を売り上げ、すっかり人気商品として定着した。食べた人を驚かす、遊び心があることも受けて、ギフトやイベントの記念品用として、大口の注文が多い。日本全国に冷凍で発送し...(月刊ブランスリー2011年7月号へ続く)

3代目の古谷香住さんと妻の聖津子さん

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