たまに調子にのって言葉が過ぎることがありますが、どうか聞き流していただければ幸いです。
社長のひとり言
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2004年11月30日
気づいたら顔が少しほころんでいるようなやさしい旨さ

今月の17日、ツジ・キカイさんの石窯「クラシカ」講習会を取材しました。「本物の石窯で焼いたからおいしい〜石窯を感じて!〜そして、食卓にパンを・・・」がテーマでした。同社が開発した石窯「クラシカ」を使ってバタールやリュスティックなどハード系のパン4品の製造実演が行われました。

J記者は、特にリュスティックがおいしいと思いました。発酵を充分にとって、旨味を作り出し、石窯で焼く・・・。じわーっと骨の髄まで染み込んでくる旨さ。

あっと驚くような鋭い旨さではなく、気づいたら顔が少しほころんでいるようなやさしい旨さ・・・。どこかほっとする味。

講習会で、ツジ・キカイの山根社長は次のように話していました。
「私はイタリアに住んでいたときに、毎日パンを主食として食べる生活を初めておくった。イタリアのパンを最初に食べたとき、『あまりおいしくない』と感じた。しかし、在住経験を重ねていくうちに、イタリアの人たちにとってパンは、おいしいまずいという以前に、毎日の生活に完全に入り込んでいるものであることがわかった。当然ながら、イタリアの様々な料理にとてもよく合うし、まさに、日本人にとってのご飯だった。日本に主食としてのパンが根付かないのは、民族性というより、食べる機会がないからだと思う。米を超えようとは全く思わないし、超えることもないだろう。しかし、今よりもさらに普及させることは可能だと思う。」(月刊ブランスリー12月号より)

参照ページ:石窯「クラシカ」日記


Posted by J at 20時11分21秒 │Comments(0)TrackBack(0)
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