たまに調子にのって言葉が過ぎることがありますが、どうか聞き流していただければ幸いです。
社長のひとり言
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2005年02月08日
「冷たいからおいしい」と思った。

もうかなり前になるが、大阪のあるベーカリーを取材したときに、いつもどおりパンを買い込んで、帰社して「さあ、たんまりと味わおう」と食べ出したときのこと。

かなり寒い日だったので、パンは冷たくなっていた。ごぼうか何かがのった焼き込み調理パンだったような気がする。

一口食べた瞬間「うまい!」と感じた。しっとりしていて、「冷たくてもおいしい」ではなく「冷たいからおいしい」と思った。

「そうか、温かければうまくて当たり前、冷めたときの別のおいしさが必要なんだ」と思った。「ひょっとして、これがあの繁盛の最も大きな理由か!?」とさえ思えた。「だってパンは(特に菓子パンや調理パンは)多分冷めたときに食される方が多いのだろうから」

あとで、オーナーに電話で確認したところ、案の定、「半日たった状態、1日たった状態、2日たった状態....全部自分で試食して確認しています」と話していた。

やっぱりそうだったのか。

参照記事:http://www.blsnet.co.jp/blog/cress/index.cgi?mode=show2&ID=15


Posted by J at 17時18分33秒 │Comments(1)TrackBack(0)
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この記事へのコメント

お客様はいろんな状況下でパンを召し上がるんですよね。ベストな状態で食べるのはむしろ少ないんですね。
美味しく食べてもらう方法も、示す必要があるけれど、美味しさが持続できるパンを作るのも、パン屋の腕次第、あるいは店内でのパンの保存具合だけでも、老化を遅らせる工夫が出来るのだと思います。
いずれにしてもお客様の立場でパンをチェックすることの重要さ、これって、先日読んだセブンイレブン会長の鈴木敏文さんの本で示していることと同じだと判りました。

http://cressent.main.jp
Posted by【くれっせんと】on 2005年02月08日

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