最近、日曜日を完全休業にした。メリハリが大事だ。実は以前は、休日がなかった。「休む暇があったら、少しでも仕事を進めたい」と思っていた。いつも仕事に追われていた。仕事に追われることに慣れきっていた。
頭では「効率よく仕事を進めよう」と考えていても、体が別の動きをしてしまうことが多かった。ひとつの仕事をしていると、別の緊急の仕事が次から次へと頭をよぎり、集中力がそがれてしまうことも多かった。一週間を振り返ってみると、集中できていた時間がどれだけあったか？と考えてしまうこともしばしばだった。
メリハリが大事なんだ。息が詰まるような極度の緊張のあとの、ちょっとしたコーヒーブレイク。ありったけの感性を注ぎ込んで行った１時間半のインタビューのあとの、喫茶店でのひと時。２時間集中して、１５分ぼーっとする。６日間死にもの狂いで働いて、１日頭を空っぽにしてリラックスする。
そうだ、やはりメリハリが大切なんだ。リラクゼーションがあるから、緊張の時間が充実する。開放される時間があるから、自分を厳しく律することができる。緊張と弛緩。涙と笑い。光と影。片方だけではどっちも輝かない。両方あるから、両方が輝く。
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